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コミュニティビジネスという考え方

コミュニティビジネス(CB)とは

コミュニティビジネスとは「市民が主体となって地域の課題をビジネスの手法で解決し、その活動の利益をコミュニティに還元することによって、コミュニティを再生・活性化するビジネス」です。ここで地域活性化とはすなわち経済活性化を意味します。

FJCとCB-経験から-

私はボランティアグループとして、住宅改修の無料相談などをしてきましたが、日頃の仕事がある中で、特に異業種が集まって無償で活動していくことは、持続性の面で課題を抱えました。しかし、私は、人々が業種や立場を超えてフラットな関係を持つことの意義がとても尊いものと肌で感じていました。

CBとの出会い

そのような中で出会ったのが、コミュニティビジネスという考え方でした。NPO活動で大切にしている地域貢献という目的自体はなくすことなく、より継続できる「しくみ」を実現する。自分自身に足りないのはビジネス性だと思いました。

コミュニティビジネスセンターの方々ととにかく話をしてみたくて、千代田区のちよだブラットフォームスクゥエアに足を運んだのは、無料相談の最終日だったと思います。そのときに2時間近く話しこんだのを覚えています。後からそれは普通のことだと聞いたのですが、起業相談なら融資など必要事項を30分ほどで十分相談できるところを、コミュニティビジネス系の人は人生相談してしまうらしいのです。まさにそのものでした。

そのとき会社を辞めたところで時間があったこともあり、コミュニティビジネスアドバイザーとコーディネーターの講座を受講する決意をしました。福祉住環境を通して、地域で生きていける人材になりたい、と。

受講後、社会的な立場として何かが大きく変わったわけではないのは福祉住環境コーディネーター1級に合格したときと同様ですが、しかし、地域の方々とともに「しくみ」をつくりあげていくプロセス、、、コミュニティビジネスコーディネーターの仕事がそのひとつひとつに丁寧に向き合うということならば、私は、福祉住環境コーディネーターの目線を基盤に活動していけると、やっと確信できたのでした。

CBと福祉のまちづくり

CBは、シニアや女性、学生など、今までまちづくりに参加しづらかった人々も、自分らしいスタイルで関わることができるビジネスです。地域に密着していればいるほど、生活者である人々の細やかな見方や発想が生かされてきます。
これまでFJCとして宅老所・グループホームなどの地域密着型の小規模ケア施設の開設を建築サイドから現場でサポートさせていただく中で思ったのは、その情熱や思い入れがあってこそ継続できる(たとえば、知恵が生まれるし、ネットワークも育っていく)というものでした。
したがって福祉的なコミュニティビジネスとしては、宅老所・グループホームも含まれると思いますし、タウンモビリティやまちの保健室をはじめとした空店舗を利用する取組は、中心市街地活性化策としても注目されています。
食や農などをキーワードとすれば、コミュニティレストラン、コミュニティカフェなども増えていますが、それらの実施される多様なコンテンツの中に、福祉的な着眼を含めて活動しているところも多いのではないでしょうか?

インターミディアリー

今、そのようにCBも多く生み出されている中で、少子高齢化は拍車を掛けています。私の住む過疎地などでは特に、動ける若者の数も限られている中で、たくさんの地域奉仕活動もあり、仕事場と収入、地域活動の満足できるバランスをとるのは難しいのが実情です。したがって、様々な活動をつなげていく、マネジメントしていく機能を持った「人・場所」が求められるようになりました。それが、CB中間支援機関(インターミディアリー)です。
詳細はまたの機会としますが、実は田舎では、結構役場の中にそういう人が自然にいたりすると感じています。それを意識化・見える化することで、地域の多様な主体の連携とか協働へのアプローチは、一層効果的に行われるのではないか、と思います。

参考
NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター
ちよだプラットフォームスクゥエア
関東経済産業局 広域関東圏コミュニティビジネス協議会